以下はGoldenTreeシリーズで共通のパラメーターです(商品によってカテゴリが違ったり、存在しない項目があります)。
共通パラメーター
MagicNumber=0 (0~999,999,999)
EAの変数を区別するための番号(マジックナンバー)。同一口座で複数のEAを稼働させる場合は重複しない数値を必ず設定する必要があります。
最適化レポートの数値を入れてパラメーターの自動設定が成功するとチャート画面のMaginNoの隣に*マークが表示されます。
Arbitageではペア通貨用に設定値+1の値が使われますので必ず偶数の番号を使ってください。
デフォルトの0のままご使用できません。ゼロ以外の数字を設定してください。1~199、1,000~99,999 の範囲が任意に設定できます。
SlipPage=30
スリップページ(pip)。カウントダウンの注文方式を採用するFX会社では無効なパラメータです。
Fund Management
RiskFactor = 5 (1~100)
建玉の数(ロット数)を計算するための基準値。設定値の1/10が口座残高に対する%です。
初期値は安全目の5に設定されています。これは1日の変動リスクが口座残高の0.5%になるロット数でトレードすることを意味します。値が大きいほど多くの建玉がエントリーされハイリスクになります。
バックテストの際は設定に関係なく10に固定されます。
!!とても重要なパラメーターです。設定にはくれぐれも注意してください!!
MaxDrawDown = 50000 (0~ )
取引を中止するドローダウンの金額(日本円)。
現在の損益もしくは口座残高が設定値に達すると新規の売買を停止します。この制限が有効になると、画面に
!!TradeStopped!!
と表示されます。
ドローダウンの制限はResetStatusパラメータをTrueにした状態でMT4をいったん終了して再起動すると解除されます。このときそれまでの累計損益もゼロにリセットされます。バーチャルモード、最適化モードのときこの設定値は無効です。0にすると無制限になります。
注意:
(1) トレード中の損益が設定値に達しても強制決済はしないので、最終的な決済損失が設定値を上回ることがあります。
(2) ドローダウンはスワップポイントなどが考慮されないLastResult(実行画面の表示値)の累計値と比較されますので、実際の損益と多少の誤差を生じます。
CanEntryDIR =0(0~3 )
エントリーを許可する方向を指定します。
0: 売り、買い 両方向の取引を許可します。
1: 買いのみエントリーを許可します。
2: 売り方向のエントリーを許可します。
3: 売り買い両方向のエントリーを禁止します。
スワップポイントが極端に不利な方向のエントリーを禁止できます。禁止された方向の売買サインが出た場合は仮想取引を行います。仮想取引の決済損益は計算されず、累積損益にも加算されません。
仮想取引中は決済ラインラインがピンク色で表示され、建玉のステータスに 「virtual」 と表示されます。
System Setting
ResetStatus =false
パラメータリセットスイッチ。Trueにするとトレード成績と損益の記憶値がゼロクリアされ、MaxDrawDownが解除されます。リセットが終了したら必ずfalseに戻してください。
Stop & Limit Setting
StopGain (0~ )
商品によって以下のようになります。通常はデフォルトのままお使いください。
Standard
20日ATR×StopGain / 10 (pip) のレンジでストップが設定されます。0に設定すると 2×20日ATR のところに設定されます。このStopはプログラム上のみの判定であり注文されません。StopGain+10の位置にプロテクティブ・ストップの注文が執行されます。
Arbitrage
クローズチャンネルのマージンです。設定値はHLチャンネルバンドの幅に対するパーセントです。エントリーした価格より設定値のレンジを超えてから動作を開始します。Stopはプログラム上のみの判定であり注文されません。0を設定すると50がプリセットされます。
MIRAI
エントリーと同時に0.1ATR×StopGain のところに注文が執行されます。
AllLimitPricep = 0 (0~)
1つの口座で稼働しているEA全体の損益リミットを設定します。設定値は口座残高に対する%です。損益がこの設定価格に達すると本ソフトでエントリーしたすべての建玉を強制決済します。
このパラメータを設定するとチャート画面に -Ext- と表示されます。Extの隣に表示される数字は標金額と達成度合い(%)です。0を設定すると無効になります。
マジックナンバー100,000未満の建玉はこの機能の監視対象から除外されます。
この機能で決済されると今まであった建玉は仮想取引に移行します。
注意:
• この機能は同一口座で稼働している1つEAに設定するだけで機能します。
• 複数の本ソフト上で本機能を設定した場合は最も低い設定値で決済されます。
• マジックナンバー100,000未満の建玉はこの機能の監視対象から除外されます。
TrailingProfitGain=0
1つの口座で稼働しているEA全体の利益を対象としたトレイリングストップを実行します。トレイリングを開始する閾値は口座残高に対する%です。トレイリングストップのバンドをTrailingProfitp(後述)で与えます。
ゼロのときこの機能は無効です。
この機能で決済されると今まであった建玉は仮想取引に移行します。
例えば口座残高が100万円、TrailingProfitGain =10(%)、TrailingProfitp=20(%)のとき、ポートフォリオ全体で利益が10万円を超えるとトレイリングを開始し、その後は損益が20%下がるまで利を追い続けます。たとえば損益が15万円をピークに下がり続けた場合は、15×20/100=3万円下がった時点で決済されますので15-3=12万円が利益となります。
このパラメータを設定するとチャート画面に -Ext- と表示されます。トレイリングが開始されて決済後の利益がTrailingProfitGainの設定値を超えると #Ext# と表示されます。
Extの隣に表示される数字は#Ext#になるまでの目標金額と達成度合い(%)です。損失の場合は-100%で決済されます。
注意:
• この機能は同一口座で稼働している1つEAに設定するだけで機能します。
• 複数の本ソフト上で本機能を設定した場合は最も低い設定値で決済されます。
• マジックナンバー100,000未満の建玉はこの機能の監視対象から除外されます。
TrailingProfitp=20 (1~99)
TrailingProfitGainを使ってトレイリングを開始したときのストップバンドを、損益に対する%で指定します。
Advanced Setting
FixCurLot=1、FixPairLot=1
pip計算の補正値。CFDでは取引サーバーから得られる情報から計算したpipあたりの日本円計算が実際と合わない場合があり、その補正倍率を整数で与えます。FixCurLotはカレントチャートの補正値、FixPairLotは組み合わせる通貨ペアの補正値(Arbitrageで有効)です。
AutoSymbol=true
通貨ペアの末尾の添え字(pro,FXFなど)の自動補完をします。trueで有効。これでうまく補正できない場合はfalseにしてみてください。
ResetALLStatus =False
本ソフトで取引しているすべてのチャートに対しReseStatusを適用します。どれか一つのチャートで稼働中のGoldenTreeについてTrueにしたのち、MT4を再起動してください。再起動後は必ずFalseに戻してください。
Balance=1,000,000
最適化、およびバーチャルモード実行時の資金(円)トレードの基準資金。結果に応じて増減されず毎回この一定値で固定されます。
BothPosition=true
両建てポジションの許可を設定します。trueで許可になります。
両建て禁止の口座ではfalseに設定してください。(注文エラーになります)
Roundpip=0 (0~ )
注文価格の丸めをpip単位で指定します。たとえば25pip単位でしか注文を受け付けないケース(1pip=0.01の通貨で1.25,1.50,1.75などでないと注文エラーになる場合)は「25」を入力します。
0のとき無効です。
Alerts&Log Setting
UseAlert=true
アラートの有効を切り替えます。trueで有効。アラートは、エントリーしたとき、建玉をプログラムからクローズしたとき、注文が失敗したときに表示されます。
WriteLog=true
ログファイルの記録を切り替えます。trueで記録します。ログファイルは
MQL4\files\ に格納されます。
SendEmail=false
アラートが発生したときそいの内容を指定アドレスにメール送信するか設定します。trueで送信。
国内プロパイダのSMTPサーバはうまく機能しない場合がほとんどです。
Display Setting
ShowStatus=true
建玉のステータスの表示を切り替えます。trueで表示。
ShowParam=true
パラメータの表示(EntryN数)を切り替えます。trueで表示。
ShowRisk=true
カレントチャートとペア通貨のYEN/pip,ロットサイズ、Risk/day表示を切り替えます。trueで表示。
DebugMode=false
プログラムデバッグ用の設定です。falseに設定してお使いください。