アンプの修理・オーバーホール

コンセプト

 オーディオ機器は、劣化した部品を交換して音が出たらよい、というものではありません。オーディオ機器には、モノの価値があります。当ショップでは、性能と外観の両方について新品状態の復元を目指し、オリジナルに忠実なレストアを行います。

 電気接点の劣化は音質を劣化させる最大の要因です。信号経路のスイッチ類はすべて分解し、元の接触を復元します。コンデンサなどは安易に交換せず、オリジナルを大切にします。最後に測定を行い性能を確認します(詳細な測定はオプションです)。

 外観の補修に力を入れています。傷や錆の補修のほか、塗装を試みるなど、一般のメンテナンス業者がやらないレベルの作業を行います。

 

Q&A

Q:なぜ電気接点のメンテが必要ですか
A:古いアンプの問題は電気接点の酸化やボリウムのガリがメインです。小さなスライドスイッチも分解して研磨します。ボリウムのガリは独自の超音波洗浄によりほぼ完全に回復されます。パワーリレーは不活性ガスを密封し長期的な接触不良を防止します。

Q:コンデンサの交換はしないのですか
A:コンデンサの交換はほとんどの場合無駄です。常温で使用された電解コンは50年問題ないことを確認済みで、交換は必要ありません。端子類やACインレットも含め、オリジナルを損なう交換は無暗にやらない方針です。

 

流れ

ご注文(カート)→概算見積提示→見積代金5千円お支払い→物の送付(お客様元払い)→見積提示

 →続行の場合→料金お支払い→作業→納品 (お預かり期間1~3ヵ月)
 →中止の場合→返却

見積は2~3週間お時間いただきます。
続行の場合は、見積代金をお返しします(差し引きます)。
物品の移送はお互い元払いです。振込手数料はご負担ください。

見積はこちら

ご注意・規約(依頼される前に、必ずお読みください)

 

受付できないもの

(1)梱包重量が30kg、160サイズを超えるもの
 輸送が困難、もしくは高額になります。

 

料金

 料金=基本料金+個別料金+部品代+オプション+その他ー見積代金
  (消費税別途)

 スイッチの多い国産プリメインの場合、おおよそ7万円~12万円になります。

 

基本料金(アンプ類)

 製品が20kg未満かつ定価10万円未満の場合=30,000円、  それ以外=40,000~
 分解、清掃、点検・調整、経費、消耗品含む

 メーカー以外の手による修理歴があるもの、改造した痕跡のあるものは高額になったり、修理不能で返却になる場合があります。

 

基本料金(カセットデッキ)

 定価10万円未満の場合=30,000円、  それ以外=40,000~
 以下の作業が含まれます。
   分解、メカ整備、外部端子メンテ、簡易調整(アジマス、速度)、経費、消耗品含む

 古いデッキのほとんどはヘッドが摩耗しており、性能回復は期待できないものとお考えください。ラジオの調整はできません。

個別料金

 スイッチ、リレーの分解洗浄、不活性ガス密封化 2,000円/個
 ボリウムの洗浄 1,000円/個~
 ボリウム分解洗浄 2,000円/個~
 ベルト・アイドラー・ピンチローラー交換 2,000円/個
 電気回路の修理 4,000円〜
 バイアス、録音再生レベル調整 10,000円〜

部品代 

  実費

オプション(事前に申告ください)

  ランプLED換装 3,000円(複数ある場合は、1個当たり500円追加)
 外装補修 2,000円~ 傷・欠けの補修、再塗装 内容による
 測定 40,000 円 (周波数特性、DF、歪、ギャングエラーなど。Youtubeの動画製作に利用させていただく場合は無料)

 

修理の事例

ラックスマン、テクニクス、サンスイ、マッキントッシュ、ヤマハ、デンオン、ナカミチ、ソニー、A&Dなど豊富な実績があります。